自分のために働く― 代表取締役 櫻井 正文 |
「運」
運と書いて「縁」と考える事もあります。
事業の広がり、人との繋がり、そしてゴルフでもそうですが「運」がなにより大切だと考えています。
運を落とさない努力は、しています。
自分自身のために努力を続けられる人です。
働くと言う事は、楽しいと思える時間は少ないのだと思います現実は。忙しい時間の中で勉強する必要もあります。真夏、35℃を超える中で汗をだらだら流して仕事をする日もあります。それでも、頑張り続けられるのは、自分のため以外には無いと思うので。
ありがたい事に、この立場でも嬉しさを感じられる時間は、たくさん有ります。
わが社には、「メーリングリスト」と言うシステムがずいぶん前から存在します。
社員が試験に合格した時や子供が生まれた時などに、「おめでとうございます♪」とスタッフが気持ちを込めたメールを全社員宛に送信してくれています。
毎月の全社会議では、表彰も行っています。その時は一人一人に、メッセージを伝えています。「合格してくれてありがとう」の言葉と一緒に。
超難関試験合格の為に、彼女と別れて勉強だけに集中した社員にも、かなり簡単な国家資格なのに7年間も合格できず、ようやく8回目で合格を手にした社員にも同じように、感謝の思いを込めて「ありがとう」を伝えています。還暦を過ぎましたので、引退するまで残り5年を切りました。
会社像は私が作るものでは無く社員が作り上げるものだと考えています。その像は変わっても良いと思います。
風土も変わって良いと思います、数年経てば。決して変えてはいけないものはお客様に喜ばれるサービスを提供出来る自分を目指すと言う姿勢だと思います。
令和の時代になってもこの思いだけは、全社員が持ち続けて欲しいと願っています。
会社には規模や業態に関係なく、必ず“その会社らしさ”というものがあります。
それがいわゆる“風土”であり、その社風・風土によって、(たとえ同じ業態であっても)
仕事やクライアントに対する考え方・取り組みは全く異なります。
「明るい挨拶、返事はハッキリ、遅刻は許しません」これが、就業規則の最初に記載されている言葉だと。疲れていてもいつでも挨拶が出来る。挨拶は礼儀。
相手にハッキリ伝わる返事。「はい」だけでは無くて「いいえ」「わかりません」「できません」「私にやらせて下さい」を含めて返事は、自己主張の言葉なんだと。
そして「遅刻は許しません」この言葉には、強い思いが込められていると感じました。
優秀なエンジニア、気の利くスタッフの前に一人の人として当たり前の事が普通に出来ることを求めているのだと気づかされました。
「凡事徹底」この四文字がプリントされたTシャツが櫻井さんの前に吊るしてありました。
お客様へのサービス提供も社内業務、そして日常生活でもこの四文字を大切に出来る人が、この会社には向いていると思いました。
株式会社ワイ・ケイ・ジーには社長は存在しません。創業以来29年間、社内では役職では呼びません。櫻井さんです。