自分のために働く― 代表取締役 櫻井 正文 |
「思った様にはならないが、やった様にはなる」
毎日いろんな事が起きますし様々な事を考えると思います。どんな時でも足を前に進める
ために、この言葉が私を長年支えてくれています。
挨拶・返事・時間を守るなど誰もが、いつでも出来る当たり前のことをやり続けた者が最後には勝つ! そんな意味だと教わり今では社員に繰り返し伝えています。
エンジニアとしてスタッフとして、それぞれ「いつも出来て当たり前の事」が有ると思います。
レベルの高い事を話している訳では無くそれぞれの立場で、新人からベテランまで誰でもが出来る事を確実に実施する、それが何より大切だと考えています。
「自分自身の為に、努力出来る人」ですね。お客様のため、会社のために働くのでは無く、自分自身・自分の家族の為に働く事を企業理念としています我が社では。
勿論、「自分勝手でOK・自分だけが良ければOK」ではありません。お客様により良いサービスを提供し、よりレベルの高い対応をスタッフがする為には自分の技術を向上させる
必要があります。会社を発展させ続けるには各個人が成長するしかありません。自分自身の生活を最優先に考える。全ての中心になるのは、「自分自身」だと言うことです。
売上高・社員数などの目指す数値はありますが、それよりも「人が集まる会社」「人が育つ
会社」を作りあげたいですね。「不人気業種」です我が社がの業界は。それでも「人が集まる
会社」を作る事は可能だと思っています。その為には、「人が育つ会社」を作る事が先だと
考えています。計装や自動制御などの専門用語は、全く知らなくて当然です。
業界ド素人をエンジニアに育てるシステムは毎年、向上させていますし風土は出来ていると思っています。先輩社員全員が、新入社員の教育担当だと位置づけています社内では。
初任給が日本一の会社ではありません。年間休日が最多の会社でもありません。
「一人の不安を一人だけでは、解決させない会社である」この想いだけは、どこの会社にも負けていないと思っています。
「人が育つ会社」「人が集まる会社」を完成させることは難しいと思いますが、未完成であるから努力や工夫が生まれるのだと信じて、歩を前に進めて行きます。
会社には規模や業態に関係なく、必ず“その会社らしさ”というものがあります。
それがいわゆる“風土”であり、その社風・風土によって、(たとえ同じ業態であっても)
仕事やクライアントに対する考え方・取り組みは全く異なります。
「明るい挨拶、返事はハッキリ、遅刻は許しません」これが、就業規則の最初に記載されている言葉だと。疲れていてもいつでも挨拶が出来る。挨拶は礼儀。
相手にハッキリ伝わる返事。「はい」だけでは無くて「いいえ」「わかりません」「できません」「私にやらせて下さい」を含めて返事は、自己主張の言葉なんだと。
そして「遅刻は許しません」この言葉には、強い思いが込められていると感じました。
優秀なエンジニア、気の利くスタッフの前に一人の人として当たり前の事が普通に出来ることを求めているのだと気づかされました。
「凡事徹底」この四文字がプリントされたTシャツが櫻井さんの前に吊るしてありました。
お客様へのサービス提供も社内業務、そして日常生活でもこの四文字を大切に出来る人が、この会社には向いていると思いました。
株式会社ワイ・ケイ・ジーには社長は存在しません。創業以来30年間、社内では役職では呼びません。櫻井さんです。