自分のために働く―


代表取締役 櫻井 正文

 Q1  好きな言葉は何ですか?

「縁」

縁という文字を「運」と考えることもあります。

事業の広がり、新たな仲間、そしてゴルフもそうですが、

「縁」が何よりも大切だと考えています。


 Q2  “一緒に働きたい”と思える人物像を教えてください

トップ(社長)からのメッセージ

自分自身のために努力を続けられる人ですね。

働くということは、「楽しい」よりも大変なことのほうが多いのが現実だと思います。

お客様の要望に応える。忙しい時間の中でも勉強をする。経験したことのない業務に初めてチャレンジする。

それでも頑張り続けられるのは、”自分自身のため”以外にはないと思います。

 Q3  嬉しいと感じられるのはどんな時ですか?

ありがたい事に、この立場になっても嬉しさを感じられるときは、たくさんあります。

わが社には、「全体メール」というシステムが随分前から存在します。

社員の誰かが試験に合格したときやお子さんが誕生したときなどに、「おめでとうございます♪」とスタッフが気持ちを込めたメールを全社員宛に送信してくれています。

本社各部署・各支店からは毎日夕刻以降、最終退出時にメールが送られてきます。ときには、涙腺の弱い私のハートに突き刺さる様なコメントを書いてくれる人もいます。

本当に、些細なことですが、「うれしさ」を感じさせていただいています。

お客様から直接、「ありがとう」を言われなくなった寂しさはありますが、それは社員が感じてくれれば良いと考えています。

 Q4  櫻井さんが目指す会社のこれからを最後に教えてください

トップ(社長)からのメッセージ

61歳を過ぎましたので、残り4年と少しです、次代にバトンを渡すその日まで。

会社像は私が作るものではなくて社員が作りあげるものだと思います。その像も風土も変わって当然だと思います。

ただ決して変えてはいけないものは、お客様に喜ばれるサービスの提供が出来る自分を常に目指す、という姿勢です。

時代は令和になり、コロナによって働き方も大きく変わりましたが、この想いだけは全社員が持ち続けて欲しいと願っております。


インタビュアーより

会社には規模や業態に関係なく、必ず“その会社らしさ”というものがあります。

それがいわゆる“風土”であり、その社風・風土によって、(たとえ同じ業態であっても)

仕事やクライアントに対する考え方・取り組みは全く異なります。

 

「明るい挨拶、返事はハッキリ、遅刻は許しません」これが、就業規則の最初に記載されている言葉だと。疲れていてもいつでも挨拶が出来る。挨拶は礼儀。

相手にハッキリ伝わる返事。「はい」だけでは無くて「いいえ」「わかりません」「できません」「私にやらせて下さい」を含めて返事は、自己主張の言葉なんだと。

 

そして「遅刻は許しません」この言葉には、強い思いが込められていると感じました。

優秀なエンジニア、気の利くスタッフの前に一人の人として当たり前の事が普通に出来ることを求めているのだと気づかされました。

 

「凡事徹底」この四文字がプリントされたTシャツが櫻井さんの前に吊るしてありました。

お客様へのサービス提供も社内業務、そして日常生活でもこの四文字を大切に出来る人が、この会社には向いていると思いました。

 

株式会社ワイ・ケイ・ジーには社長は存在しません。創業以来30年間、社内では役職では呼びません。櫻井さんです。